303号室から愛をこめて

何が楽しくて生きているのか

寒さのせい

はじめて死にたいと思ってしまった。


いつものように歩道橋の上を歩いていると、凍てつくからっ風に煽られた。
そのとき、それはもう何の前触れもなく、咄嗟に。


なんか、寒いからだろうな。
ぜんぶ寒い。
寒さのせいなんだよ、全部。